森林化学研究室
2014年 3月13日
野生きのこ類の栽培及び機能性に関する研究、亜熱帯植物の生理活性に関する研究など
亜熱帯地域に分布するきのこの栽培法、栽培したきのこの抗酸化、抗腫瘍活性、沖縄地域の樹木のシロアリを殺す成分等について研究しています。教員名:金城一彦 (きんじょう かずひこ)
所属:亜熱帯生物資源科学科 食品機能科学分野
専門分野:林産化学・木質工学, 食品科学
主な研究内容
タイワンシロアリが栽培するオオシロアリタケは石垣島、西表島、小浜島に分布するとても美味しいきのこです。しかし、人工栽培が困難であり、現在栽培の条件、機能性等を研究している(左図)。 日本には20種ほどのシロアリが分布するが、その大部分は沖縄に生息し、住宅に被害をおよぼすのが4種です。特にイエシロアリの被害が大きい。シロアリは木材を食べるが、好きな木材と嫌いな木材(例えば首里城に使用されているヒノキ)がある。研究室ではシロアリが嫌いな木材からのシロアリを殺す成分を研究ている(中図 ダイコクシロアリ)。 マングローブは海水と淡水が混ざり合う地域に生息する樹種で、沖縄では7種ほど知られている。陸地とは違う環境に生育するマングローブ樹種は陸生植物とは異なる成分を含んでいることが期待できるのでマングローブ抽出物の機能性成分に関する研究を行っている(オヒルギの林 右図)。
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