
農学は生物を理解し、それを育て、
食する所まで運び、
育てた人々・食べた人々を
幸せ・健康にする学問です。
農学は自然を理解し、
自然を維持しながら、それらが生み出す
生物資源を人々の生活の
向上に役立てる学問です。
- 農学部は総合科学。
- 21世紀の大問題「食料問題」「環境問題」「エネルギー問題」そして「健康」。これらの全てに「農学」が関わっています。問題解決のためには、総合科学である「農学」が必要です。「21世紀は農学で行こう!」
急速な人口増加による食料不足と生物資源の枯渇や、これに関連する温暖化、砂漠化及び森林の減少などの環境問題は、人類の生存環境も破壊しつつあります。これらの解決は21世紀の農学に課せられた使命であり、安全で安定的な食料生産をはじめ、環境保全、資源・エネルギーの正しい選択と利用、健康・栄養・食育、新たな開発、公共の福祉への寄与をとおし、「持続的に発展可能な社会」の形成に貢献することが期待されています。
- 亜熱帯の沖縄でしか、できないことがある。
- 琉球大学農学部は日本で唯一、亜熱帯地域にあります。その場にいなければ感じられない事、その場にいることで感じられるモノも多く,本学では地理的条件を活かした、他では体験できない教育と研究が行われています。亜熱帯の沖縄でしかできないことがあるのです。
本学部は、わが国唯一の亜熱帯地域という地理的条件を活かして、これらの課題解決を目指す特色ある学部づくりに取り組んでいます。時代および地域のニーズに対応した4学科「亜熱帯地域農学科」「亜熱帯農林環境科学科」「地域農業工学科」「亜熱帯生物資源科学科」が設置されています。各学科では、沖縄の地理的・文化的な特性を活かし、バイオサイエンスやIT等の先端技術を取り入れ、持続的食料生産、環境保全、資源・エネルギー利用および健康•長寿・食育に関する教育と研究を行います。
教育理念・教育目標・入学者受入方針 (アドミッション・ポリシー)(2019年6月更新)
本学部は、沖縄の亜熱帯島嶼性という地理的・自然環境条件及び歴史的・文化的特性を活かし、生物の生存環境と人間の共生を目指して、持続的食料生産、地域農業、環境保全、生物資源・エネルギー利用、栄養・健康・長寿及び発酵・生命に関する専門教育と研究を深化させ、その成果の蓄積・活用と人材育成によって、地域社会並びに国際社会の発展に貢献することを目的とする。
沖縄の亜熱帯島嶼性という環境で学ぶことを望み、農学分野の技術開発及び研究等を行う専門家として国内外で活躍することを志し、
その学習のために必要な基礎学力を有し、主体的に学習に取り組む態度を身につけ、広い視野から社会の発展に貢献したいという意欲に溢れる次のような人を求めています。
- 1. 亜熱帯地域農学科
- (1) 国際的な視点で地域農林畜産業の振興に貢献したい人
(2) 地域生物資源の循環システムに基づく持続的農業生産に取り組みたい人
(3) 農業と地域社会との共生の仕組みを考えたい人
- 2. 亜熱帯農林環境科学科
- (1) 生物資源・環境の機能や特性の解明に興味をもつ人
(2) 生物生産と自然環境との調和を目指す人
(3) 生物多様性の理解を通じて環境保全に貢献したい人
- 3. 地域農業工学科
- (1) 農業生産から流通・加工に係わる食料システムの構築に興味がある人
(2) 豊かな農村空間の創出、確かな農村基盤の整備、防災及び農村環境の保全に関心がある人
(3) 農と自然との調和に関する工学的探究に興味がある人
- 4. 亜熱帯生物資源科学科
- (1) 生物資源の利用・開発及びバイオテクノロジーに関心のある人
(2) 健康の保持増進に有効な機能性食品の開発に興味を持つ人
(3) 発酵科学を通じて食品・医薬産業に貢献したい人
(4) 栄養学・食育を通じて地域社会の健康の保持増進に貢献したい人(健康栄養科学コースのみ)