農学部から栄養教諭へ
農学部で栄養教諭の
免許をとろう!
農作物の栽培・収穫から
食卓に提供するまでの
様々な分野を学ぶ
栄養士、栄養教諭二種免許状
- 取得可能学科
- 亜熱帯生物資源科学科 健康栄養科学コース
健康栄養科学コースにおける栄養教諭育成 Q&A
栄養教諭って、どんなお仕事ですか?
学校での食育の全体計画を立てて、給食時間や授業で子どもたちと一緒に栄養の勉強をしたり、個別の栄養相談などを行います。 また、毎日食べる給食を安全でおいしく、そして子どもたちが成長できるように考えられた「生きた教材となる献立」を作る食の専門家です。
農学部で栄養教諭を育成するメリットは何ですか?
現代の健康問題は偏った栄養摂取だけで はなく、環境や経済など多様な課題があります。 健康栄養科学コースでは、基礎フィー ルド実習や食・農・環境概論などの科目を通して「畑から食卓まで」の総合科学(農学) が学べるメリットがあることから、総合的な課題解決の視野や専門性をもった栄養士・栄養教諭を育成します。
栄養教諭二種免許状取得に必要な単位
※栄養教諭は栄養士免許取得が必須となります。
栄養教諭免許状を取得するまでの専門授業の流れ
1年次 | 農学と栄養の基礎を学ぶための1年間 |
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2年次 | 専門科目の授業が増え、実践へと備えます |
3年次 | 給食管理実習など、授業がより実践的になります |
4年次 | いよいよ教育実習へ! 教育実習前には学生同士で模擬授業をたくさん行い、 教育実習に備えます |
1年次前・後期

基礎フィールド実習
2年次前期

調理学実習
2年次後期

栄養生化学実験
3年次前・後期

給食管理実習
4年次前・後期

模擬授業の様子①

模擬授業の様子②

栄養教育実習
卒業

栄養教諭として授業に関わる様子
栄養教諭を目指す学生へインタビュー

栄養教諭を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
生涯にわたって健康に過ごすために、子どもの頃から「食」に関心を持つことの重要性を子どもたちに伝えたいと思っています。 栄養教諭は、その食の大切さや楽しさを「学校給食」を通じて子どもたちに伝えることができる仕事だと感じます。 給食管理実習や栄養教育実習などで実際に子どもたちと関わ りながら栄養について学ぶことを通して栄養教諭の魅力をたくさん感じることができ、さらに強く「栄養教諭を目指したい!」と思うようになりました。
現場の先生へインタビュー

お仕事の魅力を教えてください。
「栄養教諭の立てた献立が給食となり、子どもたちがおいしそうに食べている」、その様子を垣間見るとき、給食時間が楽しい時間だということを実感します。 日々の給食が 「生きた教材」となり、その目的が達成された喜びは、やりがいへとつながっていきます。子どもたちと共に学ぶ授業では、次世代を育成する立場であることも自覚しつつ、 栄養教諭も学校教育の一翼を担っているという責任と共に魅力を感じています。

この仕事を通して大切にしていることはありますか?
調理過程において、味や食感、大きさや量などを確認し、 出来上がった給食が「発達年齢に応じた給食」であるか、「食べる相手は誰」 なのかを常に意識し、 子どもたちがおいしく楽しく、味わいながら食べてくれることを想定しながら細やかな調理を大切にしています。 また、調理員や学校教職員と積極的にコミュニケーションを図ることを心がけ、 安心安全な給食の提供と学校教育全体を通した食の指導などに努めています。
ある1日のお仕事紹介
8:00~ | 着替え、 全員の体調チェック、検収準備作業前の水質検査、 当日使用食材の検収、 ミーティング、 事務作業など |
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10:00~ | 調理状況の確認、衛生チェック、 味見など |
11:30~ | 検食 (子どもたちが食べる前に) |
12:00~ | 学校へ (クラスの様子を確認) 給食時間における食育指導 |
13:00~ | 残量の確認 事務作業 (献立作成、 伝票整理、 教材作成など) 食育の授業 |
15:00~ | 調理師とのミーティング (次の日の工程、 予定の確認など) |