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森林生態学研究室

研究テーマ
生き物・生態系/森林/数理・情報
キーワード
森林、生態学、光合成、蒸散、物質循環、馴化適応、環境応答、多種共存

研究内容

教員名 宮沢 良行
所属 亜熱帯農林環境科学科  森林環境学
専門分野 植物生理生態学 /生態水文学 /森林気象学

主な研究内容

森林に生きる生物の他生物や環境要因との関わり、生物間をめぐる物質の循環、それらの進化的背景や生物物理学的な仕組みの解明に取り組んでいます。研究調査対象は、高山や北方林、本州九州の暖温帯林、マングローブ群落を含む亜熱帯林、ハワイやカンボジアの森林を含みます。
国内外の研究者と連携して、こうした研究を進めるための技術を習得し、ときに開発し、問題の解決に挑んでいます。

学生教育

本研究室では、学生が選んだトピックに対して、研究の背景の理解と取りまとめ(review)、実験や調査の計画とゴールの策定、調査実験の実施と問題対策、そしてデータの取りまとめと論文執筆・発表準備を指導します。

国内では個人活動と思われるフシもある生態学研究ですが、一人ひとりが築き上げた知見の上に新しい人々が技術や知見をさらに積み重ねる、壮大な営みです。奇抜さや斬新さも大切ですが、技術的に問題がなく、次の人が疑いなく迷うことなく基礎とできる知識とデータを得て、積み重ねることが何より重要視されます。
新しい知見や技術をためらうことなく貪欲に追い求め、人の理解しやすい表現(論文執筆やプレゼン)を極めることは、学術の世界に進まない学生さんにとっても貴重な体験になると思います。

講義では森林生態学を担当します。数多くのトピックからなる分野であり、わずか半年でひとくくりに紹介する(学ぶ)ことは容易ではありません。年によって注目する内容を変えながら、これまで世界各地で実施されてきた研究活動やそこで得られてきた知見を紹介します。

冬の八甲田山では、積雪により樹木の水利用が制限されるのではないかという現象を調べました。

冬の八甲田山では、積雪により樹木の水利用が制限されるのではないかという現象を調べました。

長野県北八ヶ岳の縞枯山では、冷涼な環境にありながら樹木の水利用が制限され、光合成が低下する現象を明らかにしています。

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