農村環境資源研究室
- 研究テーマ
- 環境保全/土壌・水
- キーワード
- 資源循環 /水環境 /集落排水 /メタン発酵 /陸上養殖
研究内容
持続可能な農村の創造に向けて!Study globally and act locally.
地球温暖化防止のために温室効果ガスの排出の削減,化石燃料の使用削減にむけては,バイオマスの利用拡大,資源の循環利用が有効な対策です。本研究室では,農村地域における資源循環システムの構築に向けた研究を実施しています。
教員名 | 山岡 賢 |
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所属 | 地域農業⼯学科 地域環境工学 |
専門分野 | 環境・農学 /地域環境工学 /農業農村工学 /農村計画学 |
主な研究内容
20世紀型の資源浪費型社会が限界に達して、SDGsが設定され持続可能な社会の構築が国際的に進められています。農業・農村は、有機物などの廃棄物を資源に変換し新たな生産活動に結び付けていく機能を潜在的に有しています。
写真-1 資源循環(メタン発酵消化液を肥料として施用)で栽培されたお米 (左)福岡県大木町 (右)京都府南丹市
この農業・農村が有する機能は、地球及び地域の環境を保全し持続可能な社会を構築するための有力な基盤の1つと期待されます。本研究室では、農業・農村が有する資源循環機能の再生・強化に向けて、科学、工学、環境学などの最先端の理論や技術の農村地域への導入・普及に向けての研究に取り組みます。研究は、工学的なアプローチを中心に、地域の行政機関や住民との連携も含めた実践的な成果を目指します。
2022年度からJST COI-NEXT資源循環型共生社会実現に向けた農水一体型サスティナブル陸上養殖のグローバル拠点(研究代表者:琉球大学理学部 竹村明洋 教授)に参画して,養殖施設から排出される固形物(魚の糞や残餌など)の農地還元に向けた研究を実施しています。本研究は,農村地域における資源循環研究の新たな分野となると記載しています。
写真-2 高校生へのメタン発酵についての講義(2022年7月県立ゴザ高校生物部にて)
【JST女子中高生の理系進路選択支援プログラム「琉球リケジョ」での活動】
※当研究室が所属する地域環境工学コースは、国際的に認められた技術者教育プログラムであるJABEE認定プログラムです。
詳細は下記リンクをご覧ください。
JABEE認定プログラム:地域環境工学コースのHP
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~zhunai/jabee/index.html
学生教育
卒論生には,文献調査や現地調査を踏まえて,自分自身で農村地域の振興に向けての課題を発掘して,自分なりの対策を探求してもらいます。
農林水産省での実務経験や技術士(農業部門(選択科目:農業土木,登録:平成13年)資格を有する教員が,卒論テーマの遂行を通じて技術者・技術系公務員の育成に努めます。